【友人・知人の肩書き】
学生時代の友人や先輩・後輩の肩書きはも覚えておいて損はしません。
というか知らないと困ることになるので一気に解説していきましょう。
友人知人ひっくるめて、自分と同年代か年下なら友人、年上なら知人となります。
詳しくなければ親密さによって友人と知人を使い分けると思ってそうですが、そんな区分をしたら他のゲストの方に
「あの人は知人か。私は友人だから勝ったな」と無意味な格付けがなされたり、
知人の方が自分の席次表を見て「あれ、仲良しのつもりだったけど知り合い程度にしか思われていなかったのかな。
今後の付き合いを改めなくては。夜中に海へドライブしたり夜の校舎の窓ガラスを磨いて回ったり、
一緒に青春時代を謳歌してきた仲なのに残念だな」と思わせてしまうことになり、ふたりの関係の悪化を招くかもしれません。
なのでどれだけの頻度で遊んでいるか、何年の付き合いがあるかで友人と知人を使い分けるのではなく、年齢で区別することが席次表のマナーとなっています。
同い年の新郎のお友達なら「新郎友人」で、年下もここに含まれます。
年上ならば「新郎知人」か「新郎先輩」、先輩どころではない目上の方でめぼしい肩書きが他にない方は「来賓」にすればいいでしょう。
より丁寧にするならば「新婦中学先輩」「新郎大学友人」などもオッケーです。
【親族の肩書き】
親類の方はもっと単純な肩書きが多いので簡単です。
頭に新郎新婦がきて後ろに続柄を付け足す感じでほぼ完璧と、非常に分かりやすい仕様なので結婚の経験が少ないカップルも心配しなくても平気でしょう。
男性側の父親なら「新郎父」で母親なら「新郎母」と、いたってシンプルで間違いを犯す余地さえほとんどありません。
兄弟なら「新郎兄」「新郎妹」なのは解説するまでもないでしょう。
その結婚相手になると少し考えないと正解にたどり着けないかもしれませんが、多分最初に頭に浮かんだやつで当たりです。
義理の兄、義理の妹になるので「新郎義兄」「新郎義妹」です。
これが不正解だった人は席次表を作成する才能が乏しいと思われますので、自力で頑張り過ぎないで人に頼った方がいいかもしれません。
兄弟の子供は甥っ子、姪っ子なので「新郎甥」「新郎姪」になります。
幼くてもほどほどに成長していても、席次は親にあたる兄弟の隣が良いでしょう。
おじいちゃんおばあちゃんは「新郎祖父」「新郎祖母」で、親類とお年寄りの2つの理由から出入り口付近の下座の席になります。
両親の兄弟はお盆やお正月に呼ぶように叔父さん、叔母さんなので、「新郎叔父」「新郎叔母」に、
その子供のいとこは年上の男性なら「新郎従兄」、年下なら「新郎従弟」、女性で年上なら「新郎従姉」、年下なら「新郎従妹」になります。
このへんは字面を見れば間違えていないかすぐに分かるでしょうから、滅多に使用しない言葉だとしても不安がることはなさそうです。
一応同年代のいとこは年下の扱いをするのは不適切なので年上と同じく従兄とすることは覚えておいたほうがいいでしょうが、
ここまで読み進めてきた方なら言うまでもないことかもしれません。
同年代だと誕生日はどちらが先かで年上年下を決めるアイデアもありますが、ゲスト特権で上に見てあげよう、という方がいい気分になってもらえそうですしね。
親類関係のゲストにはお子様連れもいるでしょうから、お子様の「様」以外の敬称も確認しておきます。
小さな子供には様を使うよりも「くん」や「ちゃん」を使った方が可愛らしいので、年齢を考慮して席次表にどう記載するか決めましょう。
いまだに呼びかけるときにはチャン付けしている甥っ子でも成人式を終えたような年齢に達しているのなら「ちゃん」ではなく「様」を使ってあげましょう。
結婚式場で恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれませんよ。